5州予備選 トランプ氏・クリントン氏優位
アメリカ大統領選挙の候補者選びは26日、北東部の5つの州で行われている。世論調査では不動産王のトランプ氏と、クリントン前国務長官がそれぞれ優位な情勢。5つの州の中で投票権のある代議員が最も多いペンシルベニア州の投票所から、木村真二郎記者が伝える。
先週、地元・ニューヨークで大勝したトランプ氏とクリントン氏は、11月の本選を意識した発言が目立ってきた。2人は前の日にペンシルベニア州に相次いで入り、最後の訴えを行った。事前の世論調査では5つの州すべてで、共和党はトランプ氏が、民主党はクリントン氏が優位なことから、両者は指名獲得に近づくとみられている。このため、秋の本戦を見据え、それぞれが批判を強めている。
クリントン氏「『さらに多くの国が核兵器をつくろうが気にしない』というトランプ氏の発言は、非難され拒絶されるべきだ」
トランプ氏「ペテン師のクリントン氏を打ち負かし、ホワイトハウスの座を勝ち取るぞ!」
一方、投票した支持者からは早くも2人の対決を想定した声も聞かれた。
クリントン氏の支持者「トランプ氏が勝っているのは謎だ。本選ではクリントン氏がトランプ氏に勝つ」
佳境に入った大統領選挙の候補者選び。大勢は日本時間27日午前中にも判明する見通し。