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36年ぶり党大会が始まった北朝鮮から中継

2016年5月6日 17:34
36年ぶり党大会が始まった北朝鮮から中継

 北朝鮮の首都・平壌では、6日朝から、36年ぶりとなる朝鮮労働党の党大会が始まった。金正恩第1書記による核開発や経済などの実績を挙げて、体制の確立を図る狙いがあるとみられる。平壌から横田明記者が伝える。

 党大会は、日本時間の6日午前9時半から、始まったということだが、現時点ではどのような進行で進められているかはわかっていない。党大会では、冒頭で金正恩第1書記が演説を行ったとみられているが、北朝鮮の国営メディアを含めて党大会の内容や映像については公開されておらず、今のところ詳しい内容はわかっていない。

 私たちは6日朝、大会の会場の外に案内されたが、道を挟んだ反対側までしか近づくことが許されなかった。関係者を乗せてきたとみられる多くの車両や警護のSPとみられるスーツ姿の男性らが確認できたが、私たちは中には入れなかった。海外メディアが入れば撮影や取材のコントロールが難しくなるので、平壌に記者を受け入れておきながらも、党大会そのものの公開には慎重になっているとも考えられる。

 党大会では核開発や経済政策など金第1書記の業績を強調しながら体制の確立を国内外にアピールし、新しい指導部の人事などを決めるものとみられる。