ウクライナ南部のダム“一部決壊” 双方が「相手の攻撃」主張 周辺地域では洪水被害
ウクライナ南部ヘルソン州にあるダムが何者かに攻撃され、決壊しました。ロシアとウクライナの双方が相手の攻撃により破壊されたと主張しています。
5日に撮影されたカホフカダムの衛星写真では一部が決壊していることがわかります。
ウクライナ軍は6日、ロシア占領地域にあるカホフカダムがロシア軍により爆破されたと発表しました。
一方、ロシア国営のタス通信はダムは砲撃で破壊され、親ロシアの地元市長は「重大なテロ行為だ」としてウクライナ側を非難しています。
ダムの決壊により周辺地域では洪水が起き、ヘルソン州の知事は危険な水位に達する恐れがあるとして住民の避難を急いでいます。
これを受け、ゼレンスキー大統領も緊急会合を開き、対応を協議するとしています。