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前大統領、スー・チー氏と協調の方針

2016年5月13日 2:48
前大統領、スー・チー氏と協調の方針

 ミャンマーのテイン・セイン前大統領が12日、NNNの単独取材に応じ、アウン・サン・スー・チー氏が率いる現政権と協調していく方針であることを明らかにした。

 ミャンマーでは、今年3月に半世紀におよぶ軍主導の支配に終止符が打たれ、スー・チー氏が主導する政権が発足した。軍出身のテイン・セイン前大統領は、去年の総選挙での大敗を認めて、平和裏に政権交代を進めるなど、現在の民主化の道を開いた人物として知られている。

 テイン・セイン前大統領は12日、首都ネピドーでNNNの単独取材に応じ、現政権との関係について話した。

 テイン・セイン前大統領「私たちは、現政権と問題解決に向けて共に進んでいかなければなりません。現政権はやるべきことをしていると思います。やり方が正しいかは別として、ミャンマーのために働いています」

 テイン・セイン氏は先月、スー・チー氏と近い関係にある自身の党の幹部らを追放するなど、現政権と対立関係にあるとされていたが、今回、このように述べることで、現政権に歩調を合わせる姿勢を示した形。

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