北朝鮮はアメリカ政府が金正恩委員長を制裁対象に指定したことへの対抗措置として、「唯一の接触ルートであるニューヨークの外交チャンネルの遮断をアメリカ側に通知した」と発表した。

　アメリカ財務省は、人権侵害にかかわったとして６日、金正恩委員長を制裁対象に指定している。北朝鮮は制裁の撤回を要求しているが、朝鮮中央通信は１１日、アメリカが応じないことへの対抗措置として、国連代表部を通じ「米朝の唯一の接触ルートであるニューヨークの外交チャンネルを遮断することをアメリカ側に通知した」と発表した。

　北朝鮮は今後も段階的に対抗措置をとっていくとしていて、現在北朝鮮に拘束されているアメリカ人も戦時法にもとづき処理をすると威嚇している。