×

露“国ぐるみ”で不正 五輪参加拒否求める

2016年7月19日 7:15
露“国ぐるみ”で不正 五輪参加拒否求める

 WADA(=世界反ドーピング機構)は18日、ロシアによる新たな国家ぐるみのドーピングを認定し、IOC(=国際オリンピック委員会)に対し、リオデジャネイロオリンピックへのロシアの参加を拒否するよう求めた。

 WADAの調査によると、ロシアは2014年のソチオリンピックで、スポーツ省やドーピング検査機関などが関与して選手の検体をすり替え、国家ぐるみでドーピングを隠ぺいしていたという。WADAはIOCに対し、ロシアのリオオリンピックへの出場を拒否するよう求めた。

 これを受けてIOCは、「最も厳しい制裁も辞さない」との会長声明を発表し、19日に理事会を開いて、対応を協議する予定。

 一方、プーチン大統領は「スポーツへの政治干渉」だとしながらも、「報告で隠ぺいの実行者とされた人物の職務を一時的に停止する」などとコメントした。