独銃乱射「イスラム国」との関連見つからず
ドイツ南部・ミュンヘンで9人が犠牲となった銃乱射事件で、警察は23日、これまでのところ過激派組織「イスラム国」との関連性は見つかっていないことを明らかにした。
この事件は、ミュンヘンの大型ショッピングセンターで22日に銃の乱射事件があり、9人が死亡、27人がケガをしたもの。死亡したのは、ほとんどが10代の若者だった。
容疑者は、イラン系の18歳の男で、事件後に自殺した。犯行の詳しい動機は明らかになっていないが、警察は23日、容疑者と「イスラム国」との関連性は見つかっていないと述べた。
地元警察「『イスラム国』とは関係なく、無差別殺人だとみています」
自宅からは、過去の無差別殺人事件に関する書籍や新聞記事などが見つかり、容疑者のカバンからは300発以上の銃弾が見つかった。そして、5年前の同じ日にノルウェーで起きた77人が死亡したテロ事件に影響を受けた可能性があるとの見方を示した。
また、容疑者には精神的な疾患があったということだが、警察は今後さらに動機や背後関係の解明を進める方針。