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米民主党大会最終日 クリントン氏が演説へ

2016年7月29日 5:56
米民主党大会最終日 クリントン氏が演説へ

 アメリカ大統領選挙に向けた民主党大会は最終日を迎えた。大統領候補に指名されたクリントン前国務長官が指名受諾演説を行う。会場から可児智之記者が伝える。

 この日のテーマは“団結し、より強く”。これは、クリントン氏のスローガンだ。そして、党大会を締めくくる最大のイベント・指名受諾演説。最終日はまさに主役・クリントン氏のための一日となる。

 演説は日本時間29日午前11時過ぎに始まる予定で、クリントン氏は娘・チェルシーさんの紹介でステージに登場する。クリントン陣営によると、演説は40分弱で、“初の女性大統領”を目指す歴史的な意義に言及。一方で、本選挙の相手、共和党・トランプ氏を念頭に、アメリカの社会や経済を分断する一部の強力な勢力に屈するのか、それとも団結してともに問題を解決していくのか、有権者に選択を迫る。

 陣営では数週間前から演説の準備を始めたということだが、演説当日の朝になっても原稿の作成は続いていて、ギリギリまで表現などにこだわっているもよう。トランプ氏に対する国民の反感や不安を受け止め、初の女性大統領を実現する強烈な追い風を吹かせることができるのか。注目の演説まで6時間を切っている。