東京五輪 追加種目に野球・ソフトなど決定
IOC(=国際オリンピック委員会)は3日、ブラジル・リオデジャネイロで開かれている総会で、東京オリンピックの追加種目に5競技18種目を採用することを正式に決めた。日本で人気の高い「野球・ソフトボール」の3大会ぶりの復活となる。
2020年東京オリンピックの追加種目として採用することが正式に決まったのは、「野球・ソフトボール」、「空手」、「スケートボード」「スポーツクライミング」「サーフィン」の5競技・18種目。全会一致で採用が決まった。
東京組織委員会・森喜朗会長「大変よろこばしく思っています。私自身も冷静さを欠いているくらい興奮しています」
森会長は追加種目の決定を歓迎する一方で、「経費が増大してはいけない」と強調した。
「野球・ソフトボール」の種目をめぐってはアメリカ・メジャーリーグの選手の出場が不透明なため採用には慎重な意見が根強くあった。きょうも参加者から「野球でトップアスリートはそろうのか」という疑問が出た。そのため、組織委員会は個別採決だと野球だけ不採用になる不安があったため「一括採用」という方式を提案し、戦略が功を奏した形。