“強盗被害”米・ロクテ選手カメラ前で謝罪
ブラジル・リオデジャネイロでアメリカのオリンピック代表選手が「強盗の被害にあった」と訴え、警察が虚偽と結論づけた問題で、被害を訴えた競泳の金メダリスト、ロクテ選手が20日、初めてカメラの前で謝罪した。
ロクテ選手は20日、ニューヨークでブラジルとアメリカのメディアの取材にそれぞれ応じ、「110%申し訳ないと思っている」と、ブラジル国民やオリンピック関係者に謝罪した。
ロクテ選手「話を誇張しました。ブラジルは悪くありません」
ロクテ選手らは当初、リオデジャネイロで警察官を装った強盗に銃で脅され、現金などを盗まれたと主張していた。しかし地元警察は18日、「選手らはガソリンスタンドでトイレの備品を壊し、警備員に銃を向けられ、弁償として金を支払った」として、強盗被害はなかったと結論づけた。
一方で、ロクテ選手は自らに責任があるとしながらも、証言は完全な虚偽ではないとの考えも示した。
ロクテ選手「強盗か、ゆすりか、単なる弁償なのかはわからない。確かなのは、銃が向けられ金を要求されたということだ」
また、ロクテ選手は「私は子供じみた振る舞いをした」「全ての責任をとる」とも話している。