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プーチン大統領の“被爆地訪問”調整へ

2016年9月16日 17:45

 広島市と長崎市が、ロシアのプーチン大統領の12月の来日の際に、被爆地の訪問を求めたことに対し、ロシアの大統領報道官は「外交ルートを通じて日程を調整する」と話した。

 広島市と長崎原爆資料館の担当者は15日、東京の在日ロシア大使館を訪問し、12月のプーチン大統領の来日の際に、被爆地の訪問を求める書簡を提出した。書簡は、広島市長と長崎市長の連名で「核超大国の大統領が被爆の実相に触れ、核兵器廃絶への決意を被爆地から世界へ発信すれば、『核兵器のない世界』の実現に向けた動きを大きく前進させられる」としている。

 ロシアメディアによると、要請に対して、大統領報道官は15日、「外交ルートを通じて日程を調整する」と話した。

 被爆地訪問をめぐっては、今年5月にアメリカのオバマ大統領が現職大統領として初めて広島を訪れている。