イスラム教シーア派行事「アシュラ」始まる
イスラム教シーア派の宗教行事「アシュラ」が世界各地で一斉に行われ、シーア派を標的にしたテロへの警戒が高まっている。
シーア派の最も重要な宗教行事の一つ「アシュラ」は、イラク南部やイランをはじめシーア派の多い地域で一斉に行われ、12日、最高潮をむかえた。
アシュラは預言者ムハンマドの孫で、7世紀に殺害されたシーア派の指導者フセイン師を追悼するもので、痛みを追体験するため自らの体を鎖やムチで打つのが特徴。
期間中には過激派組織「イスラム国」などスンニ派の勢力によるテロも懸念されていて、各地で最大限の警備態勢が敷かれている。