タイ国王が死去 現地の日本人に影響も
在位期間が世界で最も長い君主として知られた、タイのプミポン国王が13日に死去したタイでは、全土が追悼一色となっている。
タイ政府は急きょ午前中に、14日を国王を追悼するための休日にすると発表した。これを受け、多くのタイ人が国王を見送ろうと沿道に殺到している。プミポン国王の遺体は、病院から王宮に移されることになっているが、このためバンコク中心部では主要な道路が通行止めとなり、都市機能がまひしつつある。
また新国王には、プミポン国王の長男・ワチラロンコン皇太子が即位する見通しだが、いつ即位するかなど具体的な予定は不透明。
一方、タイ在住の日本人への影響も出始めた。現地の日本人学校は14日午後から休校措置をとり子どもたちを早退させた。
精神的支柱だったプミポン国王の死去に国全体が深い悲しみに包まれているタイだが、通常の社会生活にも影響が出始めている。