EU、シリア問題巡りロシアに制裁の可能性
EU(=ヨーロッパ連合)は20日、内戦が続くシリアをめぐって、アサド政権を支援するロシアに対し、制裁を行う可能性を示した。
トゥスク大統領は20日のEU首脳会議後、アサド政権と、それを支援するロシアがアレッポの市民を攻撃したことを強く非難する声明を発表した。そして、残虐行為が続くようであればEUはあらゆる選択肢を検討するとして、制裁を行う可能性を明らかにした。
これに先立ってドイツのメルケル首相は19日、ロシアのプーチン大統領らとの首脳会談で、EUとして制裁を検討する可能性を示唆していた。EUはウクライナ問題をめぐって、ロシアに対して経済制裁を続けている。