防衛相の参拝は“保守派対策”香港メディア
稲田防衛相が29日朝、今年8月の大臣就任以降、初めて東京・九段の靖国神社を参拝したことを受けて韓国と中国の反応。
韓国外務省は、「日本の責任ある政治家が戦争犯罪者を合祀(ごうし)した靖国神社を参拝したことに嘆きを禁じ得ない」とコメントを発表。聯合ニュースは安倍首相の真珠湾訪問直後の参拝であることを指摘し、「真珠湾訪問が、誠意に欠けた“パフォーマンス”にすぎない、という批判が出ている」と伝えた。
一方、中国も共産党機関紙系の「環球時報」が電子版で、日本メディアの報道を引用して、稲田防衛相の靖国神社参拝を速報で伝えた。また香港のフェニックステレビは稲田防衛相が真珠湾訪問から帰国した翌日に参拝したことに触れ、「真珠湾訪問に不満を持つ日本国内の保守派の反発を和らげる狙いがある」と指摘している。