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パリ銃撃 「イスラム国」が“犯行声明”

2017年4月21日 10:44

 フランス・パリ中心部、シャンゼリゼ通りで20日、男が警察官に銃撃し殺害する事件があった。過激派組織「イスラム国」系の通信社が事実上の犯行声明を出した。

 事件があったのはシャンゼリゼ通りの中心部で、日本時間21日午前4時ごろ、車で乗りつけた男が警察車両を銃撃した。

 目撃者「テロリストが自動小銃で銃撃をはじめました。警察官に向けてまっすぐ発砲しました」

 この事件で警察官1人が死亡、2人がケガをし、犯人も警察に射殺された。オランド大統領は「テロと確信している」と述べ、検察のテロ対策チームが捜査しているという。

 犯人について当局は、身元は確認できていると述べるにとどめたが、地元メディアは39歳の前科のある男で過激派の影響を受けていたと伝えている。

 また「イスラム国」系の通信社が、ベルギー人の戦闘員による犯行と伝えた。事実上の犯行声明といえる。

 フランスは23日に大統領選挙の第1回投票を迎えるが、治安が大きな争点となっていて、今回の事件が情勢に影響を与える可能性もある。