バイデン大統領「民主主義は危機にひんしている」 トランプ派候補を批判
アメリカでは5日、中間選挙の選挙戦が本格化する節目とされる祝日、「労働者の日」を迎え、バイデン大統領が激戦州2州を回りました。トランプ前大統領が推薦する「トランプ派」の候補への批判を強めています。
バイデン大統領「MAGA(トランプ派)の共和党員の道は明らかだ。彼らは過激だ。民主主義はまさに危機にひんしている」
バイデン大統領は、激戦州ペンシルベニアの鉄鋼業界の労働組合を訪れ、トランプ前大統領を「敗北した大統領」だと強調しました。
バイデン氏はこれに先立ち、同じく激戦州の中西部ウィスコンシン州でも労働組合のイベントに出席、「トランプ派」の候補を「極右」だと批判しました。
一方のトランプ氏も3日、バイデン氏を「国家の敵」と表現するなど、新旧の大統領が激しい舌戦を繰り広げていて、11月の中間選挙まで2か月となる中、早くも選挙戦は過熱しています。