ロシア外相が会見「ウクライナとの停戦交渉はあり得ない」 日露関係にも言及「日本が接触を凍結した」
ロシアのラブロフ外相は18日に行った記者会見で、ウクライナとの停戦交渉をめぐり、「ウクライナとの交渉はあり得ない」と述べ、停戦する考えがないことを改めて示しました。
ラブロフ外相「ゼレンスキー大統領がロシアとの交渉を法律で禁じている以上、交渉はあり得ない」
ラブロフ外相はこのように述べ、現状ではウクライナと停戦交渉をする考えがないことを強調しました。
また、「ロシアは西側からの提案を検討する用意があるが、今のところ何もない」と話し、停戦をめぐりロシア側が妥結できる提案は示されていないと明らかにしました。
一方、会見でラブロフ外相は日露関係についても言及し、「日本が他の制裁参加国と一緒に接触を凍結した」とした上で、平和条約交渉については「全てはもう過去のことだ」と述べました。
また、去年11月から空席となっている駐日大使のポストについて、「後任が間もなく向かう」と話し、新たな大使が近く派遣される見通しを示しました。