トランプ前米大統領、民事訴訟に出廷 選挙妨害と主張「魔女狩りだ、恥ずべきこと」
アメリカのトランプ前大統領の一族が経営する企業による不正をめぐる民事訴訟の口頭弁論が2日に始まり、トランプ氏が出廷しました。
トランプ氏ら一族が経営する「トランプ・オーガニゼーション」をめぐっては、ニューヨーク州の司法長官がトランプ氏と子ども3人を民事で提訴しています。裁判所は先週、この会社が保有する資産の価値を不正に水増ししていたと認定していました。
トランプ氏は2日に行われた口頭弁論に出廷し、厳しい表情で着席しました。現地メディアによると、司法長官側の弁護士が不正を主張した一方、トランプ氏側の弁護士は、不正を否定したということです。
トランプ氏本人は、口頭弁論を前に訴訟は選挙妨害だと主張しました。
トランプ前大統領「魔女狩りだ。恥ずべきことだ。この州には腐敗した司法長官がいる」
トランプ氏は他にも議会襲撃など4つの刑事事件で起訴されています。