米韓合同軍事演習はじまる 4年ぶり兵力動員の戦闘訓練…北朝鮮の強い反発も
アメリカ軍と韓国軍は22日から合同軍事演習を行い、およそ4年ぶりに兵力を動員する戦闘訓練を再開します。一方、北朝鮮は演習を非難していて、強い反発も予想されます。
今回の米韓の合同軍事演習は尹錫悦政権発足後初めてで、22日から来月1日まで行われています。
前の文在寅政権では、北朝鮮との対話や新型コロナウイルス流行を背景に、指揮系統のシミュレーションを中心に規模を縮小していましたが、およそ4年ぶりに兵力を動員した戦闘訓練が再開されます。
尹大統領は、「実戦と同じ演習こそが、国民の命と安全保障を守ることができる」と意義を強調しています。
一方、北朝鮮は事前演習が始まった直後の先週17日に巡航ミサイルを発射しています。
金正恩総書記の妹・与正氏は談話で、演習を再開する尹大統領を名指しし「北への侵略戦争演習を強行する破廉恥な者」と非難していて、今後、さらなる反発も予想されます。