水をくむ訓練中に…ヘリコプターが池に墜落 機長死亡 3月にも同じ機種が墜落か 韓国
韓国・京畿道抱川市で3日、事故の瞬間をカメラがとらえました。
池の水をくむため、袋をつけたヘリコプターが高度を下げていきます。しかし、機体は水面に接触。コントロールを失い墜落しました。
よく見ると、水面についた瞬間、機体の破片のようなものが飛んでいくのが確認できます。跳ね上がった機体は空中で3回転半し、池へと落ちていったのです。
事故が起きたのは、韓国の京畿道抱川市にある貯水池です。韓国メディアによると、山火事に備え、水をくみ上げる訓練をしていたところ墜落したとみられています。
消防当局は潜水士16人を投入しましたが、貯水池は水深が10メートル以上あるうえ視界も悪く、捜索活動は難航。墜落から約4時間後、操縦席にいた機長(67)が発見されましたが、死亡が確認されました。機長は40年以上の経歴を持つベテランの操縦士だったということです。
また韓国メディアによると、ヘリコプターは製造から40年以上たっていて、同じ機種が今年3月にも墜落したと報じられています。
ヘリコプターは5日午後、池から引き揚げられ、当局は今後、機体の欠陥など正確な事故原因を調べるとしています。