中国経済“減速”GDP6.5%増
中国のことし7月から9月までのGDP(=国内総生産)は、前の年の同じ期と比べ6.5パーセントの伸びにとどまった。アメリカとの貿易戦争の中、中国経済の減速傾向が鮮明になっている。
中国のGDPが6.5パーセントの伸び率にとどまるのは、世界的な金融危機の影響を受けた2009年1月から3月期以来で、前の四半期を2期連続で下回る低い水準となった。輸出向けの生産や自動車販売が低調だったことが要因とみられる。
中国国家統計局の幹部は、世界経済の減速傾向やアメリカとの貿易戦争に触れ、「外部の要因の不確定性が増し、さらなる下ぶれ圧力に直面する可能性がある」と言及。
一方で、「構造改革による内需拡大で乗り越えられる」として、中国経済は引き続き、安定的に成長するとの見通しを強調した。