米FDA、オミクロン株対応の追加接種用ワクチンに切り替えを推奨
アメリカのFDA(=食品医薬品局)の諮問委員会は28日、新型コロナウイルスの追加接種用のワクチンについて、オミクロン株に対応したものに切り替えることを推奨しました。
FDAは28日、専門家らによる諮問委員会を開き、新型ウイルスの追加接種用ワクチンについて、変異株に対応したものに切り替えるべきか協議しました。
会合では、アメリカで今月25日までの1週間に発症した患者の半数以上が感染力がより強いとされるオミクロン株の変異系統、BA.4またはBA.5に感染していたとするデータが示されました。
協議後の投票の結果、賛成多数で、ワクチンをオミクロン株に対応したものに切り替えることを推奨しました。
ファイザーはすでに、オミクロン株に対応したワクチンの臨床試験で、抗体レベルが従来のワクチンより大幅に上昇することを確認していて、今後、FDAに緊急使用許可を申請する方針です。