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【全文】5歳未満へのワクチン接種「薬事上の手続きがなされれば対応」官房長官会見(6/16午後)

2022年6月16日 17:02
【全文】5歳未満へのワクチン接種「薬事上の手続きがなされれば対応」官房長官会見(6/16午後)

松野長官は16日午後の会見で、5歳未満の子どもへの新型コロナワクチン接種について、「今後、ファイザー社とモデルナ社より厚生労働省に対して、必要な薬事上の手続きがなされれば、有効性や安全性を適切に確認するなどの対応がなされる」と述べました。

<会見トピックス>
▽沖縄復帰50周年記念特別展

▽出産育児一時金

▽5歳未満ワクチン接種

▽岸田首相の愛知・三重訪問

会見の概要は以下の通りです。

○松野官房長官
私からの冒頭発言はございません。

――国立公文書館視察について。

長官は先ほど国立公文書館を訪問し、沖縄の本土復帰50年を記念した特別展を視察。

具体的にどのような資料を見て何を感じられたのか、ご所感を。

また視察を受けての基地負担軽減の考えがあれば伺う。

○松野官房長官
本日、国立公文書館を訪問し、現在開催中の沖縄復帰50周年記念特別展等を視察をいたしました。

特に印象深かったのは復帰を実現した当時の佐藤総理の直筆の日記であり、沖縄の施政権返還に関する日米間の沖縄返還協定の交付原本などでありましたが、全体として沖縄復帰がどのように実現したかがわかりやすく展示されていると感じました。

原本そのものを拝見することができ、原本が持つ迫力や歴史の重みに深い感銘を受けるとともに、沖縄が歩んできた歴史や沖縄の皆さまに担っていただいている基地負担にも改めて思いをいたしたところであります。

政府としてはこうした貴重な資料を後世に確実に受け継いでいくとともに、復帰から50年を迎えた沖縄がより一層発展できるよう、引き続き沖縄振興と基地負担の軽減に取り組んでいきたいと考えております。

――出産育児一時金について伺う。

総理が昨日の会見で大幅な増額を打ち出している。

これから子供を持とうかという家庭や、2人目3人目を考えている家庭にとっては影響も期待も大きい話だ。

タイミングとして、例えば年内の予算編成過程なのか、いつまでに結論を得て、いつから増額できそうなのか、目途で構わないのでスケジュール感を。

○松野官房長官
出産育児一時金の支給額については、出産にかかる経済的負担の軽減をはかるため、現在実施をしている出産費用の実態調査の結果等も踏まえながら、今後、厚生労働省の審議会において議論されるものと承知をしております。

その上で昨日の総理のご趣旨も踏まえ、政府として結論を出してまいりたいと考えております。

――米国FDAの5歳未満の子ども向けの新型コロナワクチンの勧告について。

米食品医薬品局の外部有識者委員会は、ファイザー社製のワクチンについて、6か月から4歳の子どもを対象とすること、モデルナ社製についても6か月から17歳までの接種を了承した。

FDAが緊急使用を許可し、CDCが推奨すれば、来週から接種が開始される。

米国では先月末までに4歳以下の約440人が死亡しており、FDAは「利益がリスクを上回る」としている。

米国の決定を受け、政府として5歳未満の子どもへの接種についてどのような対応を行う考えか。

○松野官房長官
米国FDAの有識者会議において、ファイザー社製ワクチンについて、6か月から4歳の子どもを対象とすること。

モデルナ社製についても、6か月から17歳までの接種を了承したことは承知をしております。

5歳未満の子どもへのワクチン接種については、今後ファイザー社モデルナ社より厚生労働省に対して必要な薬事上の手続きがなされれば、厚生労働省において、その有効性・安全性を適切に確認するなどの対応がなされるものと承知をしております。

――午前中に長官が発表した岸田総理の愛知三重訪問。

トヨタ自動車の元町工場を視察し、その後、自動車工業会や日本自動車部品工業会との意見交換をおこなうということだが、それぞれの狙いについて。

またどなたと面会予定か。

○松野官房長官
自動車産業は日本の基幹産業であり、その電動化は岸田政権において推進しているグリーン投資の重要な柱の一つであります。

このため工場の視察や意見交換によって、総理が現場の状況把握をするとともに、産業界の生の声を直接伺う意味、意義があると考えています。

豊田章男・日本自動車工業会会長や有馬浩二・日本自動車部品工業会会長をはじめとする方々と意見交換を行う予定でありますが、これ以上の詳細につきましては経済産業省にお尋ねをいただきたいと思います。

――その後、三重県に移動し、三重県知事および奈良県知事と面会すると伺っている。

この他に、工場視察など予定されているものがあるのか。

その場合、その狙いも伺う。

○松野官房長官
三重県内では午前中に申し上げた通り、一見三重県知事、荒井奈良県知事とリニア中央新幹線について意見交換を行う予定であります。

総理の視察先については、すでにプレスの皆さまにお知らせしている通りと聞いており、そちらを参照していただきたいと思います。