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エジプト政府、西日本豪雨の被災者を招待

2018年12月25日 5:10

今年7月の西日本豪雨で被災した高校生らが、24日、エジプト政府の招待で首都カイロを訪れ、市内観光を楽しんだ。

エジプト政府の招待を受けたのは、西日本豪雨で特に大きな被害を受けた広島県・岡山県・愛媛県の高校生ら27人。

一行は24日、エジプトの観光名所「考古学博物館」を訪れ、博物館の目玉である古代エジプトの王ツタンカーメンの秘宝などを見学。展示物の説明にも熱心に耳を傾けていた。

愛媛県の高校3年生・岡本玲南さん「災害があって悲しんでいても、このときは楽しみたい」

岡山県の高校3年生・中桐実奈美さん「アスワンハイダムを見るのと、最終日にピラミッドを見るのがとても楽しみ」

エジプト政府は、東日本大震災の翌年にも被災地の中高生を招待していて、被災者に寄り添う姿勢を示す意味がある。

一行は12月30日まで滞在し、ギザの三大ピラミッドやルクソール神殿など、主要な観光地をめぐる予定。