中国の通信機器最大手「ファーウェイ」の副会長が６日、アメリカへの身柄引き渡しを巡り、カナダ・バンクーバーの裁判所に出廷した。

「ファーウェイ」の副会長・孟晩舟被告は６日、笑顔で自宅を出た。

孟被告は、イランへの制裁違反に関与したとして去年１２月にカナダで逮捕された。６日、裁判所に出廷した孟被告と弁護団は、アメリカが求めている身柄引き渡しに関する審理を始めることで検察側と合意し、今後の手続きの進め方が話し合われた。

開廷時間は２０分ほどだったが、その中で孟被告の弁護人は、「身柄引き渡しには政治的動機があると懸念している」などと述べた。

次回は５月８日に孟被告が再び出廷し、今後の審理日程を決める予定。