×

北朝鮮の工場「国産化」で経済制裁に対抗

2019年4月10日 18:47

北朝鮮入りしているNNNの取材班は10日、首都・平壌で子供向け食品の工場を取材した。経済制裁が長引く中、工場の担当者は、設備の国産化で問題なく稼働していると強調した。

「平壌子供食品工場」は、市内の学校などに向け、豆乳やお菓子などを生産している。この工場では設備の8割が国産化され、外国に頼らない経済発展をめざす「自力更生」のスローガンがあちこちに掲げられていた。

工場の技師長「『自力更生』は子供から年寄りまで頭に刻まれている。わが人民は制裁なんてなんとも思っていない」

北朝鮮当局は、平壌入りした日本メディアに、連日、生産設備などの国産化が進んでいる様子を公開し、長引く制裁に屈しない姿勢をアピールしてきた。

一方、平壌市内では11日から開かれる最高人民会議や15日の故・金日成主席の誕生日を前に北朝鮮の国旗が多く掲げられていた。