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香港で区議選、親中派が独占の見通し 投票率は前回を大きく下回るか

2023年12月11日 6:14
香港で区議選、親中派が独占の見通し 投票率は前回を大きく下回るか

香港で10日、区議会議員選挙が行われました。選挙制度の変更により、民主派政党は候補者を擁立することができず、投票率は前回を大きく下回る見込みです。

香港の区議会議員選挙は日本時間の11日未明に締め切られ、10日午後8時半時点の投票率が24.53%と前回を大きく下回っています。

前回の選挙は大規模な反政府デモが起きた2019年に行われ、民主派が8割以上の議席を獲得し、圧勝しました。しかしその後、中国政府が主導して「香港国家安全維持法」が施行されるなど言論統制が強まり、選挙制度も変更されました。直接選挙で選ばれる議席数は452から88に減少し、立候補には政府が任命する委員会の推薦が必要になりました。

このため、民主派政党は候補者を擁立できず、政府を支持する親中派が議会を独占する見通しで、民主派の排除が一層進むことになります。