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五輪閉幕「国際社会が高い評価」中国メディアが成果強調

2022年2月21日 21:50

オリンピックが閉幕した北京では21日、選手らの帰国が相次ぎましたが、空港では関係者の出入りを厳しく制限するなど、厳戒態勢が敷かれました。中国メディアは、厳しい対策が「国際社会の高い評価を得た」と成果を強調しています。

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17日間に及ぶ熱戦が繰り広げられた北京オリンピック。新型コロナ対策のため、最後まで厳しいバブル管理が敷かれたまま、20日に閉幕しました。

記者(中国・北京、20日)
「いま、花火が上がりました。集まった市民の皆さん、一生懸命カメラで撮影しています」

閉会式も会場内は招待客に限定され、多くの市民は会場の外から見守ることになりました。

ただ、市民からは、不満の声は聞かれませんでした。

外で見守っていた市民
「当初からバブル管理が行われていたので、市民たちはとても安心していました」

そして一夜明け、選手たちが帰国の途につく空港も、厳戒態勢が敷かれました。

記者「こちら出発ターミナルは、オリンピック関係者専用ということで封鎖されています」

空港のターミナルの一部は一般客の立ち入りを禁じ、出国する選手や五輪関係者が専用で使うエリアになっていました。中国から出て行くまで、外との接触を断つバブル管理が徹底されていました。

大会組織委員会によりますと、20日までの時点で、オリンピック関係者らに行ったPCR検査はおよそ190万回。このうち陽性の確認は437件にとどまっているということです。

中国メディアは「コロナの影響を克服し国際社会の高い評価を得た」と報じるなど、オリンピックを経て、自国のコロナ対策にさらに自信を深めています。