アメリカのバイオ医薬品メーカー・モデルナは、新型コロナウイルスのオミクロン株の変異系統「BA.4」と「BA.5」に対応したワクチンの開発に着手したと発表しました。

モデルナは11日、オミクロン株の変異系統「BA.4」と「BA.5」に対応したワクチンと従来品を組み合わせた追加接種用ワクチンを開発していることを明らかにしました。変異系統による感染が拡大する中、FDA（＝食品医薬品局）が改良型のワクチンの製造を勧告したことを受けたものです。

現在、アメリカでは「BA.4」と「BA.5」による感染が全体の8割以上に上っています。

ただ、新たな変異系統「BA.2.75」が確認されるなどしていて、開発中のワクチンが流通する秋以降、今とは異なるタイプのウイルスが流行しているおそれもあります。