柴山文科相が３０日、韓国で、日本・韓国・中国３か国の文化相会合に出席し、日韓関係が難しい状況でも、文化交流を維持することで、関係改善につなげていくべきと強調した。

柴山文科相「２国間の相互理解の基盤となる、国民間の交流や文化交流をしっかり続けていくべきという、基本的な点において一致した」

柴山文科相は、「日韓に難しい問題があるのは事実」とした上で、文化交流を維持し、関係改善につなげていくべきとの考えを強調した。２９日に行われた韓国側との会談でも、同じ認識で一致したという。

また、３０日に行われた日中韓の文化相会合では、来年の東京オリンピックなどに合わせ、文化プログラムの共同開催を検討することを確認した。

午後には、石井国交相が日中韓の観光相会合に出席する予定で、韓国側とも個別に会談し、日本を訪れる韓国人観光客の減少について話し合う見通し。