ウクライナの首都キーウ近郊のマカリウで民間人132人の遺体が見つかったと国防省が明らかにしました。地元メディアは射殺されていたと伝えています。

（※遺体が映っている映像を加工しています）

ウクライナ国防省は9日、キーウ近郊のマカリウで、民間人132人の遺体が見つかったと明らかにしました。地元メディアは当局者の話として、遺体は7日に集団墓地で発見され、射殺されていたと伝えています。

一方、8日にミサイル攻撃を受けた東部ドネツク州クラマトルスクの駅では、突然、何かが爆発したような音が響きました。車が激しく燃えあがり、人々は混乱した様子で駅の中へ逃げ込む様子がわかります。

当時、駅には他の地方に避難しようと数千人が集まっていたとみられていて、地元当局はこれまでに子ども5人を含む少なくとも52人が死亡したとしています。

ウクライナ・ゼレンスキー大統領「ロシア兵と指揮官にウクライナ人に対する犯罪の責任をとらせるためにあらゆることをしなければならない」

こうした中、イギリスのジョンソン首相が9日、キーウを電撃訪問しました。ゼレンスキー大統領との会談でジョンソン首相は新たな軍事支援として、装甲車120台と対艦ミサイルシステムの供与を表明しました。

また、両首脳は武装した兵士に護衛されながらキーウ中心部を歩いて回り、市民に向かって手を振ったり、声をかけてきた男性と話をしたりする一幕もありました。