中国政府 王毅外相の後任に秦剛駐米大使を起用へ
中国政府は30日、王毅外相の後任として秦剛駐米大使を起用する人事を発表しました。
新たに外相となる秦氏は、中国外務省の報道官や外務次官を経て、去年7月から駐米大使を務めています。過去には習近平国家主席の首脳外交の式典なども取り仕切り、習氏からの評価を上げたとも指摘されています。
報道官時代には対外的に強硬的な発言でも知られていました。秦氏の外相への起用で、中国の威圧的な外交姿勢を示す「戦狼外交」が今後も継続されるのか注目されます。
一方、2013年から外相を務めていた王毅氏は、今年の中国共産党大会を経て序列24位以内の政治局員に初めて選ばれており、中国外交のトップを担うとみられています。