ウクライナ議員団“戦後の復興”日本に支援求める
来日中のウクライナの議員団が26日、都内で会見し、ウクライナの戦後の復興への支援を日本に求めました。
会見したウクライナ議会の議員団は、ロシア侵攻後の日本や欧米諸国からの支援に感謝を表明し、ロシアへの制裁の強化にもさらなる協力を求めました。その上で議員団は戦後の復興への支援も求めました。
日本・ウクライナ友好議員連盟 ヤロスラフ・ジェレズニャク氏「ウクライナ人は日本人を(苦しい状況下で助けてくれる)真の友だと思っている。街をより良く再建したいのです。日本が戦争や災害から復興したのと同じように」
議員団はこう述べて、ウクライナの街の復興には東日本大震災などからの復興に努めてきた日本の力が必要だと述べました。
Q「日本政府に期待するのは、財政的支援、または政治的支援?」
日本・ウクライナ友好議員連盟 ハリーナ・ミハイリューク氏「政治的、そして財政的支援の両方を求めているほか、人道的支援ももちろん期待している」
一方で、ロシア軍が占拠し安全管理が危ぶまれているウクライナ南部のザポリージャ原発について、原発事故を経験した日本に知識や情報面で協力してほしいと期待を寄せました。
ウクライナでは、ロシアのインフラへの攻撃で電力不足が深刻になっていますが、冬を前に寒さをしのぐための発電機が早急に必要だと訴えました。