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フランス LGBTQに理解を求めるパレード “同性婚”認められて今年で10年

2023年6月25日 8:59
フランス LGBTQに理解を求めるパレード “同性婚”認められて今年で10年

同性婚が認められてから今年で10年を迎えたフランスで24日、LGBTQなど、性的マイノリティーに対する理解を求めるパレードが行われました。

このパレードは1981年からフランス各地で毎年、行われているものです。参加した人たちは、レインボーカラーの旗を振るなどし、性的マイノリティーの人たちが平等に生きられる社会の実現を訴えていました。

フランスでは、同性婚が認められてから今年で10年を迎え、世論調査では、74%が同性カップルに対し、結婚など何らかの法的な承認を与えるべきだと回答し、理解を示しています。

渡邉プロスペル 礼さん「結婚して配偶者ビザをいただいているので、フランスで合法に住み仕事ができる、というのが一番大きいですね。オープンにしても、何も変な目で見られないのがすごく素敵だなって。『妻はフランス人なんですよ』って言った時に『へぇ』で終わるんですよね。日本では私みたいに社会的に守られていない人がいるじゃないですか。その人たちのことを考えると、申し訳ないなって気持ちがある」

渡邉プロスペル コガリさん「(10年前)多くの大臣などは同性婚に真っ向から反対していた。(理由は)『同性婚は社会を悪い方向に導く』と。10年後、彼らはメディアに釈明している」

一方、同性愛者を狙った憎悪犯罪も増加していて、深刻な問題となっています。