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側近「大統領の明確な指示」ウクライナ疑惑

2019年11月21日 8:37

アメリカのトランプ大統領を巡るウクライナ疑惑の公聴会に大統領の側近が出席し、疑惑を裏付ける証言をした上で、「大統領の明確な指示」があったと明言した。

出席したのはトランプ大統領の側近で、駐EU・ヨーロッパ連合大使のソンドランド氏。この中でソンドランド氏は、大統領側がウクライナに対し、首脳会談を行う見返りとして来年の大統領選の有力候補を調査するよう「要求した」と認めた。

さらに、「大統領の明確な指示」に従い、ウクライナ工作に協力した、と明言した。

駐EU大使 ソンドランド氏「私は大統領の明確な指示のもと、顧問弁護士と共にウクライナの問題に取り組んだ。我々は言われた通りにやっただけだ」

一方、ソンドランド氏は大統領から電話で「私はウクライナに何も求めていない」と伝えられたと証言。大統領はこれを理由に疑いが晴れたと主張した。

トランプ大統領「あの証言は、疑惑がすべて終わったことを意味する」

ただ、野党側は、大統領が自らの利益のために職権を乱用した疑いが強まったとみていて、大統領は苦しい状況に追い込まれた。