地球温暖化対策 COP25開幕 スペイン
地球温暖化対策について話し合う国連の会議COP25が、2日、スペインの首都マドリードで開幕した。
今回の会議では、来年から始まるパリ協定に向け、運用ルールの大部分を合意した去年の会議で、積み残しとなった一部について合意を目指す。
パリ協定は、2020年以降の地球温暖化対策について、「世界の平均気温の上昇を産業革命前から2℃未満に抑える」としているが、今年もヨーロッパが記録的な熱波に見舞われるなど、温暖化の影響が指摘される被害が各地で相次ぎ、対策は待ったなしの状況。
その一方で、アメリカが来年、パリ協定から正式に離脱することが決まるなど、対策が十分に進まない懸念もあるなかで、参加各国が温室効果ガスの大幅削減に向け、取り組み強化の機運を生み出せるかも注目される。