米大使「挑発続ければ相応の対応」北に警告
国連の安全保障理事会で11日、北朝鮮の核・ミサイル問題についての会合が開かれ、アメリカの国連大使は「挑発を続ければ、相応の対応をする」と北朝鮮に警告した。
北朝鮮が弾道ミサイル発射を続けていることを受けて、安保理は1年3か月ぶりに公開での会合を行った。会合はアメリカが要請したもので、クラフト大使は弾道ミサイル発射を非難した上で、安保理としての追加制裁を示唆し、北朝鮮に警告した。
アメリカ・クラフト国連大使「北朝鮮がさらなる挑発や脅迫を行わないと信じている。もし続けるのであれば、安保理として相応の対応をする準備をすべきだ」
一方で、米朝の非核化交渉をめぐっては「柔軟に対応する準備がある」と述べ、交渉への復帰を求めた。
また、会合に先立ち、アメリカのビーガン北朝鮮担当特別代表は、安保理メンバーらと協議した。こう着する米朝交渉の打開策を探ったものとみられる。