米露首脳会談“現時点では困難”ブリンケン米国務長官
アメリカのブリンケン国務長官は4日、ウクライナでの停戦に向けた米露首脳会談について、「ロシアのプーチン大統領が関心を示さない限り、どうしようもない」と述べ、現時点では困難との認識を示しました。
ブリンケン長官はCBSテレビの番組に出演し、戦闘が比較的落ち着くとされる冬の期間に外交交渉が行われるかどうかを問われ、「プーチン大統領が外交に関心を示さない限り、どうしようもない」と述べました。
これに先立ち、バイデン大統領は1日、フランスのマクロン大統領との共同会見の場で、「プーチン氏が戦争を終わらせる意思があるなら」と条件をつけつつ、「話す用意がある」と述べ、会談に前向きな姿勢も示していました。
ブリンケン氏の発言は、ウクライナでの停戦に向けた米露首脳会談の実現は、現時点では困難との認識を示したものです。
ブリンケン氏はまた、ロシア軍によるウクライナのエネルギーインフラなどへの攻撃にも触れ、「外交とはまさに逆の状況だ」と指摘しました。