×

中国共産党“新指導部” 序列7位・李希氏とは?

2022年10月23日 13:28
中国共産党“新指導部” 序列7位・李希氏とは?

中国共産党は23日、最高指導部メンバー7人を発表し、新たに広東省トップの李希氏を昇格させました。

新しい最高指導部に序列7位で入った李希氏は、甘粛省出身の66歳。習主席に近い人物とされていますが、直接仕えた経験はありません。

李氏は、習主席の故郷がある陝西省などでキャリアを積み、2015年には遼寧省トップに昇進しました。当時、遼寧省では選挙や経済統計をめぐる不正が相次いで発覚しましたが、李氏はその際の対応が評価されたともいわれています。

その後、2017年に序列トップ25人の政治局員に選出されると、中国有数の経済規模をもつ広東省のトップに昇進しました。

慣例破りの3期目に入った習主席としては、自らに近い李氏を最高指導部に引き上げることで、自身の権力基盤をさらに強固にする狙いがあるものとみられます。

李氏は党大会で中央委員とともに選出された中央規律検査委員会のメンバーにも選ばれていて、現在、趙楽際氏が務める中央規律委員会トップの後任に就任するとの見方も出ています。