ウクライナへの軍事支援を話し合う国際会議が25日、オンラインで開かれ、ウクライナ軍に行うF16戦闘機の訓練などが協議されました。

約50か国が参加した会議では、ウクライナ軍へのF16の訓練のほか、今後の軍事支援の方向性などが議論されました。

会議後、アメリカのオースティン国防長官は、F16の訓練をオランダとデンマークが主導して行うことを明らかにしました。

一方、ウクライナと国境を接するロシアのベルゴロド州が攻撃され、現地でアメリカ製の軍用車が見つかったとされる問題について、アメリカ軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は「調査を続けている」とした上で、「ウクライナには、ロシア国内への直接攻撃にアメリカが提供した装備を使わないよう求めている」と強調しています。

また、ミリー議長は、アメリカの債務上限引き上げ問題をめぐり、もし債務不履行に陥れば、「アメリカ軍の即応性や士気、能力に悪影響を及ぼすのは間違いない」と警告しています。