米FRB 0.5%の利上げ決定 利上げ幅を0.75%から縮小
アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は14日金融政策を決定する会合を開き、0.5%の利上げを決めました。今年3月から利上げを続ける中で上げ幅を縮小しました。
FRBは14日、政策金利を通常の2倍となる0.5%引き上げることを決めました。
インフレを抑え込むために4会合連続で行ってきた0.75%の大幅な利上げのペースを緩めました。ここまでの急ピッチな利上げの経済への影響を見極める狙いがあります。
パウエル議長「10月と11月のデータで物価上昇ペースが減速していることは歓迎している」
ただパウエル議長は、物価の上昇率が持続的に抑えられていると確信するにはさらに根拠が必要だとして継続的な利上げが適切だとしました。
また、FRBは今回の会合の参加者による今後の政策金利の見通しを示し、来年2023年末の時点での政策金利の見通しがこれまでより引き上げられました。
これを受けて日米の金利差が拡大する懸念から円相場は一時1ドル135円台後半まで下がりました。