戻らぬ飼い主を1か月待ち続け…マカリウの“忠犬ハチ公”
家の玄関前にたたずむ1頭の犬がSNSに投稿されました。飼い主の女性は先月15日、ロシア兵に殺害されたということです。1か月ほどたっても、この場から離れようとしない姿を忠犬ハチ公になぞらえ、ネットでは“マカリウのハチ公”と呼ばれていました。
◇
ウクライナのヘラシェンコ内相顧問のSNSに、「犬が待っています」と投稿されたのは、家の玄関前にたたずむ1頭の犬。体にはハーネスがつけられていて、手を差し出すとリラックスしたような表情を見せます。動画が撮影されたのは、ウクライナ北部で、キーウ近郊のマカリウです。
犬は9歳。メスの秋田犬で、名前は「リニ」です。
地元メディアによると先月15日、飼い主の女性はロシア兵に殺害されたということです。しかし、それから1か月ほどたっても、リニはこの場から離れようとしません。
戻らぬ飼い主を待っているかのようなその姿を、忠犬ハチ公になぞらえ、ネットでは“マカリウのハチ公”と呼ばれています。
こうした中、ウクライナ内相顧問は14日、SNSで「リニに新しい家族が見つかった」と報告しました。
新しい飼い主は、以前からオスの秋田犬を飼っていて、リニはすでに友達になったということです。