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攻撃で病院使えない中…テントの“移動病院”地域医療復旧へ ロシアの侵攻から間もなく5か月

2022年7月20日 10:35
攻撃で病院使えない中…テントの“移動病院”地域医療復旧へ ロシアの侵攻から間もなく5か月

ウクライナでは、ロシアの侵攻から間もなく5か月となります。首都キーウ近郊では、ロシア側の攻撃で病院が使えない状態が続く中、地域医療を取り戻す取り組みが進んでいます。

ロシア軍に一時、街の一部を占拠されたキーウ近郊のマカリウでは、今年3月に攻撃を受けた村の病院が今も屋根がない状態で、復旧工事が続いています。

その病院の前に今月、新たにデンマークから提供された「移動病院」が設置されました。テントで組み立てられ、どこにでも設置できるというのが特徴です。

住民たちは安心感を口にします。

地元住民「治療のレベルが高く、清潔で気分もよいです」

ただ、これまで治療を受けられない状態が続いたことで、症状が悪化した高齢者が少なくないといいます。

移動病院の責任者「高齢者が薬をもらえない状況が続きました。高血圧や高血糖などの患者を治療しています」

一方、移動病院では地元の医療専門学校の学生たちが治療を手伝うなど、人材の育成も始まっています。

今後はマカリウ以外の地域にも順次、移動して、地域医療の復旧を後押ししていく方針です。

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