世界貿易量、最大32%減少見通し WTO
WTO(=世界貿易機関)は8日、新型コロナウイルスの世界的大流行により、今年の世界の貿易量が最大32%減少するとの見通しを発表しました。
WTOは8日の声明で、2020年の世界の貿易量が去年に比べて13%から32%減少するとの見通しを発表しました。ほぼ全ての地域で2桁の減少となり、特に北米とアジアの輸出が最も打撃を受けるということです。
貿易量の減少幅についてWTOは、世界金融危機だった2008年から2009年を上回る可能性が高いと指摘しています。
一方、来年の世界貿易は21%から24%持ちなおすとの見通しを示していますが、ウイルスが流行する期間や、各国が有効な対策を打ち出せるかによるとしています。