NY州が大統領選の予備選中止決定 全米初
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、アメリカ・ニューヨーク州は、6月に予定していた大統領選挙に向けた予備選挙を、全米で初めて中止することを決定しました。
11月の大統領選に向けた野党・民主党の候補者は、バイデン前副大統領になることが確実になっています。こうした中、ニューヨーク州の選挙管理委員会は、6月に予定していた予備選を中止すると発表しました。すでに勝者が決まっている中での予備選の実施は、投票者やスタッフの感染リスクを高めるだけだとして、「公衆衛生上の緊急事態を鑑みれば不必要だ」と説明しています。
これに対し、最後まで選挙戦を展開したサンダース上院議員は、予備選の中止が「民主主義への打撃だ」と非難し、撤回を要求しています。
予備選をめぐっては、感染拡大を受け、多くの州が延期を決めていますが、中止となるのは初めてです。