ハリス副大統領 “黒人票”鍵握る激戦ジョージア州でオバマ元大統領と支持訴え
アメリカ大統領選挙まで2週間を切る中、ハリス副大統領が、激戦州・ジョージア州でオバマ元大統領とともに支持を訴えました。現地から中継です。
ハリス氏はジョージアでの勝敗の鍵を握る黒人からの人気が高いオバマ氏とともに、トランプ前大統領を徹底的に批判しました。
オバマ元大統領「ドナルド・トランプは文句を言ったり、クレイジーなツイートをしていない時は、自分の問題について泣き言を言うのをやめない78歳の億万長者だ」
ハリス副大統領「選択肢は『敵のリスト』を作っているドナルド・トランプか、『あなた方のために、やることリスト』を作っている私か。あなたには決断を下す力がある」
選挙戦の最終盤に入り、ハリス氏はトランプ氏が返り咲くことの危険性を繰り返し強調する戦略に出ています。
ただ、7つの激戦州では、ハリス氏の勢いに陰りが見えていて、ここジョージア州でもトランプ氏が、わずかにリードしています。人口のおよそ3割を占める黒人の票が勝敗を左右しますが、その支持を固め切れていないことへの懸念が高まっています。
こうした危機感から25日の集会には、オバマ氏に加え、俳優や映画監督、ミュージシャンなど著名人が参加し、2万人を動員しました。
選挙戦も残すところ10日余り、必死の巻き返しを図っています。