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亜細亜大教授 中国に一時帰国後、消息不明に 中国当局に拘束された可能性も懸念

2024年4月22日 14:25
亜細亜大教授 中国に一時帰国後、消息不明に 中国当局に拘束された可能性も懸念

亜細亜大学の中国籍の教授が去年、中国に一時帰国してから連絡が取れなくなっていることが分かりました。

連絡が取れなくなっているのは、亜細亜大学・都市創造学部の范雲濤教授です。

大学によりますと、范教授は去年2月に中国に一時帰国し、昨年度の授業が始まる4月までに日本に戻る予定でしたが、日本に残る家族を通じて病気療養を理由に休職するための手続きがとられたということです。

消息が途絶えた詳しい経緯は分かっていませんが、中国当局に拘束された可能性も懸念されています。

日本に住む中国人研究者を巡っては去年、神戸学院大学に勤務する胡士雲教授も一時帰国後、消息不明となっています。

中国では去年、「改正反スパイ法」が施行されたほか、ことし2月には国家機密の管理を厳しくする「国家秘密保護法」の改正案が可決されるなど、言論や研究活動などへの引き締めが強まる恐れが指摘されています。

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