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原油先物価格上昇で買い優勢 377ドル高

2020年5月15日 7:21

14日のニューヨーク株式市場は、原油先物価格が大きく上昇したことなどで買いが優勢となり、ダウ平均株価は370ドルあまり値を上げて取引を終えています。

14日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から377ドル37セント値を上げ、2万3625ドル34セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も80.55ポイント上げて8943.72で取引を終えています。

この日は先週の失業保険の申請件数が市場予想を上回ったことや、アメリカと中国の関係が悪化するとの懸念から、午前中は売りが先行し、下げ幅は450ドルを超える場面もありました。

その後、アメリカやヨーロッパで経済活動の再開がさらに進むことへの期待から、原油先物価格が大きく上昇すると投資家心理が改善し、徐々に買われる展開となりました。

このところ下落していた金融関連株が軒並み買われたほか、相場をけん引してきたハイテク関連株も引き続き好調で、ダウ平均は最終的に377ドル高で取引を終えています。

市場関係者は「明日は4月の小売売上高が発表される。新型コロナウイルスの影響がどの程度出ているのか注目している」と話しています。