NYダウ2か月半ぶり高値 経済再開に期待
26日の米・ニューヨーク株式市場は、経済活動の再開が一段と進むとの期待感などから買われる展開となりました。ダウ平均株価はおよそ2か月半ぶりの高値で取引を終えています。
26日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の週の終値から529ドル95セント値を上げ、2万4995ドル11セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も15.63ポイント上げて9340.22で取引を終えています。
3連休明けのこの日は、経済活動の再開が進み景気が回復に向かうとの期待感が高まり、取引開始直後から大きく買われる展開となりました。特にこれまで新型コロナウイルスによる経済活動の停滞の影響で売りが続いていた資本財や金融関連株が買われ、相場をけん引しました。これに加え、ワクチンに関する前向きな情報が相次いだことでダウ平均はおよそ2か月半ぶりの高値で取引を終えています。
市場関係者は「経済活動の再開については期待先行の面もあり、実際に経済指標などで景気回復が確認できるかどうかに注目している」と話しています。